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2005/11/02

ロバート・ホワイティング氏の夕刊フジの記事

(管理人注・このエントリーは11月3日未明にカキコしています)
当ブログにコメントを寄せていただいていますKATTさんからの情報ですが、
日本一決定翌日の夕刊フジのロバート・ホワイティングさんの特別寄稿です。
―引用はじめ―
【ロバート=ホワイティング氏・特別寄稿 夕刊フジ10/28日版、第3面より】
●31年ぶりの日本一に輝いたロッテ。万年Bクラスのチームを蘇らせたのはボビー・
バレンタイン監督の卓越した指導力だ。親交が深い作家、ロバ-ト・ホワイティング
氏が夕刊フジに特別寄稿した。

=ロッテ日本一 ボビーの人柄の賜物=
○なぜ、ロッテ?
 2004年にバレンタイン監督がロッテのユニホームを着ることを決断したとき、アメ
リカ人の多くはこういぶかった。
 「なぜ今、地球を半周して、閑古鳥の鳴くロッテの監督を引き受けるのか。一度は
解任されたチームなのに」
 理由はいくつかあった。ひとつは上司に言われたことを積極的に実行しようとする
日本人本来が持つ、きまじめさだ。
 「打撃練習で10本連続の右打ちを命じる。失敗すると、選手は僕のところに謝りに
来る。そういうところが好き」
 監督の言うことは忠実に守ろうとする国民性。チームを意のままにコントロールで
きる組織の存在がボビーの心を強く揺さぶった。

○もうかる集団への脱皮
 もともと日本のプロ野球は親会社の宣伝媒体。赤字が出るのが当然の体質だった。
だが、バブルがはじけ、巨人人気にかげりが出た今、単体でもうかる企業に変身させ
なければ生き残れない。バレンタインの発案で集客につながるアイディアの出せるブ
レーンをアメリカから呼び寄せ、女性や子どもが応援に来たくなる集団に変身させた。
 そのPRの先頭に立って、ファンに気軽にサインし記念写真におさまったのが監督
自身。今季観客動員は100万人を突破。「最もファン・サービスのいい球団」になっ
た。

=通訳の存在も=
○大言壮語
 陽気なボビーにも別の一面がある。自分を大監督と自負し、メジャーでは大物選手
としばしば衝突。目立ちたがり屋で度重なる舌禍もあった。
 メッツのピアザ捕手にホモ疑惑が持ち上がったとき、騒ぎを静めるどころか、「そ
ろそろメジャーもゲイに寛容になってもいい時代が来たんじゃないか」と、暗にピア
ザのゲイ説を肯定する発言をして周囲を仰天させたこともある。
 そうした性癖は今も顔をのぞかす。
 ただ、幸運なのは言葉が通じない日本ではこうした危ない談話が“賢い通訳”のお
かげで表に出ないですんでいることだ。

=選手に試合する喜びと楽しみ与え=
○選手掌握術
 常に選手の間に入って笑いを誘い、モチベーションを高めていく。日本のプロ野球
に長く続いた伝統ともいえるキャンプでの猛練習や根性論。敗戦の際、特定の選手を
名指しで叱咤(しった)するなどの日本流を次々と排除した。一方で、試合の趨勢を
決める大事な場面で若手を積極的に起用した。
 「選手は観客が見つめる中、大事な局面で使われると自分自身が重要な選手になっ
た…と感じ、結果的にいい仕事ができるようになっていく」という。有名選手のいな
いチームは、試合をすることを全員が喜び、楽しむ集団に変わった。

=夢は真のWシリーズ=
○バレンタイン監督の夢は…
 日米の差。あるとすればボンズ、Aロッドらの超スーパースターが日本にはいない
ことだけで、守備のうまさ、スピード、投手の質は遜色(そんしょく)がない。日本
のプロ野球選手のうち、少なくとも100人はメジャーで通用するとバレンタインは断
言する。今、ロッテがナ・リーグ西地区に所属した場合、少なくとも年間5割は勝て
ると信じている。
 究極は、日本と米国の野球機構が将来、一緒になって、ニューヨークの小学生が、
NY時間の午前5時にロッテの試合をテレビで見る時代が来ることだという。日本、
中国、韓国と台湾を巻き込んだ真のワールドシリーズ実現に向け、日米を知る野球人
として尽力する。それがボビーの夢。
 「リトル・リーグができることを、大人ができないわけがない」-。

[プロフィール]
ロバート・ホワイティング … 作家、1942年10月21日、米国ニュージャージー州生
まれ、63歳。1977年、「菊とバット」でデビュー。日米の野球の違いを描いて来日助っ
人のバイブルになった。その後、「和をもって日本となす」(1989年)、「東京アン
ダーワールド」(2000年)などがベストセラーに。メジャーに挑戦するイチローや松
井の実像を描いた「イチロー革命」(2004年)の中でもバレンタイン監督を取り上げ、
米タイム誌などにしばしば寄稿している。
―引用終わり―
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ロバート・ホワイティングさんについては、「和をもって日本となす」の角川文庫・2分冊版は所持していますが、アメリカ人からみたニッポン野球批判は心を打つものがありました。1990年の出版時点では想定外の日本人選手がメジャーリーグでプレーすることと、外国人監督の就任などがあり、ニッポン野球の見方も変わってきたといえるのではないでしょうか。とカキコしたら、直行のメジャーポスティング、イ・スンヨプのトレード要求?伊良部みたく「行きたいのならどうぞ」というわけにはいかないし、難しい、ねえ…。

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