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2006/11/23

欲望という名の列車

ロッテと混成で2軍新チーム創設へ(各紙より)
巨人の清武英利球団代表は21日、育成選手7人を指名したことに関連し、ロッテと混成でイースタン・リーグの新チームを創設したい意向をあらためて示した。清武代表は2軍若手選手の出場機会を増やすために「フレッシュリーグ(仮称)」の設立を提案してきたが、その第一歩となるプランの実現に「きょうから具体的に動き始める。来年からできると思う」と自信を示した。
イースタン・リーグは2005年の楽天加入で7チームになり、1チームが試合を組めないでいる。同代表はコーチや審判員の確保などを課題に挙げつつも「うちが成功すれば、ほかも追随する」と話した。
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んー、清武さんの言わんとすることは正論だと思うんですケド、どうせ新チームつくるなら浦和マリーンズがある以上、別の土地で「○○××ズ」とか名乗るなり、地域密着型の独立チームのほうが理想ですが。それはともかくとして、清武さん、言ってることとやってることが逆のようで。
「(日本の)球界にとって大きな損失。一時的に球団は潤っても、
長期的には自分の首を絞めることになる」
「ウチはポスティングはやらない。選手をお金では売らない」
「断固たる血の入れ替えが必要だってことは分かったよ」
???
四国アイランドリーグの選手を獲得したり、育成選手を多数抱え込むなど若手選手育成政策を掲げるのは結構なことでありますが、かつてブルーウェーブが契約金無料選手をかき集めて球団合併とともにクビ切ったように、逆にいえば1~2年で簡単にクビ切りすることも可能なわけで、片方で大道、谷、そして小笠原と交流戦対策というか、大金を投資してのパリーガーかき集め政策は熱心なわけで。
(FA移籍ではないが)「拝啓・石井浩郎です」が清原と同時にジャイアンツに来たことで居場所は狭められていたところへ、河本との交換トレードでマリーンズにやってきて一瞬の幸福を味わったわけですが、広澤克実とか江藤智などFAでやって来ても居場所がほとんどなくて不遇を味わったように、小笠原もこのような目に遭わないという保障はないわけで。それ以上にファームの選手は大型補強をやめないものだからチャンスすら与えられず、昨年の今頃のドラフトで騒がれた辻内崇伸はいまいずこ?イースタンでナマで観ただけに気になるが。
「若手選手の希望というのは、二軍から一軍にあがってレギュラーになることだ。(中略)ところがジャイアンツにはその希望がないのである。いうまでもあるまいが、彼らが一軍に上がるべき穴があいても、その穴を埋めるチャンスは彼らに回ってこない。大物のFA選手たちがみんな埋めてしまうからだ。二軍の若手選手たちは、もう何年にもわたってそのことを見せられてきている。つまり彼らは何をしても一軍にあがれないということを心の底で知っているのである。(中略)彼らにやる気を出させる方法は(中略)努力すれば一軍にあがれるという希望を与えることだ。このままでは、彼らは二軍でただ実りの期待できない練習だけをして、いずれ球界から去っていくということになるほかにない。そのことを考えると胸が痛む」
(海老沢泰久「巨人がプロ野球をダメにした」より引用)
ジャイアンツがやるべきことは、地味な若手選手を主力選手へと育成することであり、「スポーツうるぐす」でのファンアンケートでもこのような回答が一番多かったのは当然です。考えれば、希望枠などというものがあるがために、希望枠にかかれない選手が意中でもない球団に指名されれば怒るわけで。いっそのこと選手会が訴えているように希望枠を廃止して完全ウエーバー制に移行し、大嶺&木村の「Wユウタ」じゃないケド、最初から希望球団を口にせず、「プロ野球は入ればどこの球団でも同じですから、指名された球団で勝負します」と口にした方がかえって潔かったのではないかと。

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コメント

 マリンライナーさん、こんばんは。
 このエントリーのタイトル、思わず苦笑してしまいました。そう、『ウチは絶対に選手をカネでは売らない』ってアンタ、その相手からカネで買い漁ってる輩の言うセリフかっつーの(ーー; ハッキリ言って、人身売買で「俺は奴隷を売ったりは絶対にしない。買うだけだ」(!?)と開き直っているヤクザ並みだなと思ってしまいます。あげく、用済みになったら“売る”ことすらせずに飼い殺し…。これはヤクザ以下か?
 まー、未だにその程度の反省もしていないようでは、これからも人気・実力とも転落の一途をたどることは間違いないのでしょう。小笠原にしてもサードで起用ってことだけど、彼が4年間ずっとサードを通せると思っているのかどうか。そうだとすればかなり痛い目を見ると思うよ。李の流出を折り込んでならまだしも…そっちも4年契約でしょ?あんまり考えていそうにもないもんなぁ。あれだけ守備の破綻を問題にしていながら…
 で、先のコメントと絡みますが、育成選手の大量指名。去年でもピッチャー多過ぎでろくに登板機会が回ってなかったことの反省も、やっぱり出来てないんだろうな。これは以前にも書きましたが、頭脳プレーも含めたあらゆる競技において、“実戦経験”に勝る教育材料は無いのです。どんなに好素材のプレーヤーでも、然るべき時期に機会を与えられなければ、その成長は止まってしまう。B監督のコメントもその意味で、だからこそ去年の小坂のトレードがなされた。その賛否はともかく、その結果が青野の大活躍に繋がっていることは、誰も否定出来ない事実です。
 旬の、伸びる時期に相応のレベルで場数を踏ませてあげることが最大の育成なのに、ただ二軍の枠だけ拡大したって意味ないだろ。肝心の一軍の天井はつっかえたままなんだから…。こういうバカな人たちって、自分を批判してる人の意見なんて聞かないから、たぶん海老沢さんの著作なんてのも知らないんでしょうかね。ほんと、可哀想なのは選手達ですね…
 どうも、長くなりました。ドラフトについてもコメントしようかと思いましたが、これはまた別途。

投稿: KATT | 2006/11/23 23:07

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